シベリア少女鉄道「VR」
注:とてもネタばれが含まれます。
また今日も雨。そんな中下北沢の駅前劇場へ。
ここの改装工事も進んでいて、この前はいつもの階段から入れたのに今日は裏口から。
うらの非常階段からコンクリだけになった作業中の二階を横切り三階へ。かなりむちゃな感じ。
珍しく全席指定の椅子の席。駅前なのに。最近たまにある。
シベリア少女鉄道は初見。かなり面白いという話を聞いていたので期待。
舞台はアメリカの病院。女医が二人でヴァーチャルリアリティでの治療の話、ネットゲームの体験談などを語っているところから始まる。
同僚等が加わって会話してるけど口調が不自然。みんなセリフ回しが海外ドラマのふきかえ風なのだ。
海外ドラマで普通に聞いてるあの口調を生でやられるとこんなにもオカシイとは。(笑
そしてココで初めて「VR」が「ER」と引っかけてあると気がつく。(おそい?)
様々な患者の、医者同士の衝突等々口調のデフォルメ以外は割と普通にドラマが進む。そんなドラマが続くことおそらく4,50分くらい。
多少笑うところもあるけどあの口調のインパクトはそう保たない。はっきり言って次第に眠くなってきた。このくらいなのか。ハズレかなと思ったところで暗転。いきなり舞台左右に二つずつある4つのモニターが付き、ヘッドセットを付けた人が写る。舞台で演じている役者達だ。そしてそれぞれしゃべり出す。
”ちょっと休憩入れようよ”、
”じゃ30分間休憩ね”、
”ゲームどうする?”、
”しばらく自動にしとこ”
そう、これは病院の芝居じゃなくて、病院を舞台にしたネットゲームの芝居だったのだ。登場人物はみんなオンラインゲームのキャラクタ。
そしてここから急展開!
モニターにはそれぞれのプレイヤーの休憩タイム(ビデオ)が流れているけどみんなヘッドセット付けたまま。舞台の上では病院ドラマが続く。(今までは人間が動かしていたけど、休憩するから自動モードに切り替えたと言うこと)
舞台上での演技は緊迫した急患の手術シーンが繰り広げられるけども、セリフはそれぞれの休憩タイムの独り言。
各人のシチュエーションはこんな感じ、
”コンビニに弁当買いに行ったらアイドルを見かけ、跡を付けたら道に迷って帰れなくなった男”
”一人の時間をうまく使えずかといって友達呼んでも盛り上がらず、一人で深夜に焼き肉屋に行く寂しい女”
”怪しいツボを買ってしまい、さらに人に売りつけようと夜の街を徘徊し、結局漫画喫茶で夜を明かす女”
”巨乳OL物のAVばかり借りてきて、テープをデッキにからませ奮闘する男”
等々のてんでバラバラなしゃべりがシリアスドラマにかぶせられて展開。
なんか”ああ、もうこういう芝居なのかな”ってあきらめかけてきた頃に絶妙のタイミングでした。
ここからはすごいセリフの量(全部演技とミスマッチ)とスピードで笑いまくりですよ。そうか、これを見せたいがためにまるでギリギリまでトイレを我慢するようなそんな展開が続いていたのかーと納得。
いやあ、楽しめました。
ERみてればもっと楽しめたかもね。
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